mts ノート

自身のツイッター内容のまとめ (脱出駅 EPISODE 4)

「子育て」「部下育成」「発達障害」などで悩んだら

①子供が理解してくれない、動いてくれない。

②後輩が思い通りに成長してくれない。

発達障害のせいで日常に弊害が生じている。

④スポーツでなかなか勝てない。

⑤少しでも夢・理想に近づきたい。

 

あなたが上記に記載しているようなことに1つでも当てはまるならば、ご一読していただければと思います。今回は「行動科学」の大切さについて語ってみようと思います。

 

先日、私は建設業界を去り、6月からまた新たに工場に勤めています。ここの職場はとても雰囲気が良いです。現場の班長さんは、「分からないことがあったら、何でも聞いてくださいね!」と、何度も何度も念を押して私に話しかけてくれます。おそらくは社内でそういう教育を受けているんだと感じました。この辺から既に、前職の建設業界とは違います。

前職(建設業界)では、1度教えられたことを再度教えてくれることはありません。「え?さっき教えたよね?聞いてなかったの?」と返される。だから新入社員は繰り返し質問することをためらい、「確かこうだったかな?」という思い込みで作業をして、「何やってんだ!」と叱られる。確かに、質問しない新入社員も悪いですが、質問しづらい環境を作ってしまっていることにも原因があります。これは、会社だけではなく、家庭内でも同じです。自分の息子・娘に「さっき教えたじゃないの!」「どうしてできないの!」「お父さん(お母さん)の話、聞いてなかったの!」と憤慨しては絶対にいけません。それによって子供は次のアクションを起こすことに躊躇し、悪循環に陥ります。

どうして相手が理解できないか?相手が100%悪いのか?

否。もしかしたら、あなたの教え方・導き方を見直す必要もあるのかもしれません。

 

相手を良い方向に導くとき、覚えて頂きたいことが2つあります。

 

1つ。

「”意識”が変わるから”行動”が変わるんじゃない」

「”行動”が変わって、そこで初めて”意識”が変わる」ということです。

この辺は特に年配の方々が未だに誤解されている人も多いと思います。「さっき教えたじゃないの!」「どうしてできないの!」「お父さん(お母さん)の話、聞いてなかったの!」「何やってんだ!」という言葉がとび出る。これは、自分の感情をぶつけているか、もしくは相手の意識を変えようという想いから出ている言葉です。

思い返してみて下さい。

そういう言葉を相手にぶつけて、果たして相手は変わりましたか?変わらなかったでしょう?

まずはそこに気づいて欲しいのです。

 

2つ。

「目標が高い場合、理解できない場合は、行動を”細分化”する」ということです。

ビジネスの世界では当たり前のように唱えられていますが、これはとても重要なことです。極端な例ですが、学校の授業も「一定期間内に、一定の学力を身につける」ために、ただやみくもに授業をしたりしません。綿密な計画の下、「時間割」によって科目毎に授業が細分化されます。気合いをかけて「3年後までにこのくらいの学力を身に付けなさい」と言って3年間分の教科書を与えても効果は望めません。

 

例を出してみましょう。

 

工場において。

袋の中に、チョコレートか何か、袋詰めにする作業があったとします。1つの袋に対してチョコレート9個にしましょう。あ、皆さんもイメージしながら読んでくださいね。

それに対し、監督が、「1つの袋に対してチョコレート9個詰めてください」と指示しました。作業員はドンドン袋詰め作業に取り掛かります。しかし、作業員も人間なので、ちょっと集中力を欠いたり、不注意だったりして、時には8個、時には10個にして気づかないまま密封して、商品化しそうになることがある。

そこで問題。あなたが上司だったら、作業員にどんな言葉を掛けますか?

 

「何で間違えるんだよ!バカかお前は!数を数えられないのか!」

おそらく前職の建設業界だったら、そんな罵声を浴びせて、気合を注入しようとします。なぜ、こういう風に罵声を浴びせようとするのか?それは「作業員の”意識”を変えようとしているから」です。しかし、この対応は行動科学的には良くない。

ではどうするか?

「9個詰める」という指示を出しても、そこに行き着くまでのプロセス(過程)は、作業員によってまちまち、つまり「個人差」が生まれてしまっている。だったら、そのプロセスをもっと細分化して、指示すれば良い。

つまり「行動」を変えるのです。

 

「袋に3個詰める作業を、3セットおこなって、9個にするようにして下さい」

「袋に詰めたら、測りで測定してください。〇g~△gの範囲内だったらOK」

このように指示することで、エラー率はグッ!と下がります。そして「出来る」という体験を味わってもらうことで、作業員も自信がつき、そこで初めてプロの意識を持つようになる。

これが、

「”意識”が変わるから”行動”が変わるんじゃない」

「”行動”が変わって、そこで初めて”意識”が変わる」ということです。

そして、

「目標が高い場合、理解できない場合は、行動を”細分化”する」ということです。

 

これは「行動科学」による、非常に理にかなった指導法です。皆さんも、上記のたとえ話を参考にしてみてください。例えば子育て、部下の育成。そしてこれが通用するのは他人に対してだけではありません。発達障害で苦しんでいる人や、夢に向かって懸命に頑張っている人「自分自身を律する」ときにも大いに参考になるはずです。

目の前に大きな山が立ちふさがったら、それを超えるのは意識とか、根性とか、やる気とか、気持ちとか、そんなんじゃない。何をするのか?そして大きな山を小さく、そして細分化して超えられる高さに調整するのです。

スポーツ選手がチビッコ君たちに「夢をかなえるためにはどうすれば良いですか?」と質問されたとき、「小さなことからコツコツとやってみてください」と回答しているのは、そういうことなんです。

 

最近、不幸なニュースが続いています。

 

日大アメフトだったり、サッカーワールドカップだったり。

「どうしてできないの!」「さっき教えただろ!」「もっと気合を入れろ!」「意識を変えろ!」「もっと考えろ!」

一流と呼ばれる監督や選手ですら「行動」ではなく「意識」を変えようとしているのです。

しかしそれでは前進しません。サッカーのワールドカップのとある出場選手は、練習試合の敗戦後のインタビューで、

「もっと高い意識をもって動かなきゃダメだ。」と回答していました。

だからダメなのです。

 

子育ての虐待問題もそうです。

子供に身体的な暴力、言葉の暴力をして、最悪、子供の命を奪ってしまった親は、子供の心・精神・意識を変えようとして、「行動科学」の手法を知らなかった。これは断言して良いと思う。

子育てをしている人に伺いたい。

「どうしてできないの!」「さっき教えたでしょ!」「もっとちゃんとやりなさい!」「どうしてお父さん・お母さんの言うことが聞けないの!」

そんな言葉をかけていませんか?

私は、子供への虐待はそこが起点になっているような気がしてなりません。

子供が出来なかったら、「目の前のハードルが高い」ということです。幼い子供は、行動を細分化する術を知りません。親である「あなた」がそれをやってあげる必要があります。

 

「やる気がない」場合も同じ。いくら気合かけてもムダです。

「じゃあ、どうすればやる気が出るのか?次の行動の一手は??」

やる気がないのにも、必ず原因があるはずです。まずは休んで、距離を置く。そして、別の行動を促して、小さな成功を積み重ねるように誘導することが肝要です。

 

人を育てる。自分を律する。

現在、あらゆる分野において「日本の教育」は崩壊しているように感じます。それを立て直すとしたら、「行動科学」という分野なのではないかと私は思います。

 

ここまでご一読して頂いた方はぜひ「行動科学」について勉強してみたり、インターネットで検索してみてください。

 

・・・と言っても、きっと、誰も検索しませんよね(笑)

自己啓発の本を読んでも、読みっぱなしで実行に移せないのと同じです。

 

分かりました。行動を細分化しましょう。

 

↓↓↓イラストレーター・マツオユキさんのページです。私よりもシンプルに記事にされていて読みやすいです。下記のアドレスへクリックしてみてください。ぜひ!

 

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