mts ノート

自身のツイッター内容のまとめ (脱出駅 EPISODE 4)

Win-Winの関係とは?

一時期、twitter上でこんな書き込みを見かけた。

 

「お前店員にお礼とか恥ずかしいことすんなや」

 

例えば、コンビニでのレジの清算時。店員がお客様に「ありがとうございました」とお礼を言うシーンは常態化しているが、逆に、お客様から店員に「ありがとうございました」とお礼を言うべきなのか、それとも言った方がイイのか、言わなくても良いのか、言うべきではないのか?インターネット上で物議をかもしている、らしい。

 

個人的には「そんなに物議をかもす問題か??」と不思議でならない。

 

「契約」とは本来Win-Winの関係が成立していることが望ましい。それが、スーパーやコンビニなどで売買を行うときも例外ではないと思っている(「諾成契約」と呼ぶらしいけど)。片方は望んでいた商品を受け取り、片方はお金を受け取る。お互いに望ましい結果になる(「Win-Win」の関係になる)からこそ、「この契約が成立することで、あなたも私も”望み通り”の結果になりました。どうもありがとう!」という想いは発生しても何らおかしくはない。いや、個人的には、むしろそうでありたい。

Win-Winの関係が成立しているなら、経済社会を営む人間の1人として、お互いにお礼を交わしたい、と私は常に思っている。少なくとも「片方だけお礼を言う」という事象は「常態化」しているけれども、私は少し、違和感を覚えている。

 

それは、実際の自分の仕事上でも、それを強く感じる時がある。

 

建築という仕事をしていると、色々な人と出会う機会に恵まれるが、まれに「招かれざる客」がその中に入ってきたりする。

建設業界においては、未だに「お客様は神様」の精神が根強い。悪い意味で。

建物というのはオーダーメイドであるがゆえ、見積もり内容を都合よく解釈する人も多く、「お客様は神様」という威厳を悪い意味でとらえ、無理難題を吹っ掛ける人も決して少なくない。建設業界でWin-Winの関係を成立させることは中々に難しい。

これは私なりの考えですが、Win-Winの関係を成立させるためには、契約「」(見積時)に「内容を具体的に明らかにすること」が大前提であるように感じている。

 

製造者は?販売者は?賞味(消費)期限は?商品名は?お客様の要求事項は何?その商品はその要求事項を満たすために適切なの?お届けするのはいつまで?などなど・・・

 

これらが曖昧であれば曖昧であるほど、Win-Winの関係が成立するどころか、トラブルに発展しやすい。

これは売り手側だけの問題じゃない。買い手側も「要求事項は何か?」ということを明確にする「義務」があると私は思っている。契約「」に

「買い手側の深層心理に潜んでいる要求事項を引き出す」というのが売り手側(特に営業マン)の仕事ではあるが、それでも限界がある。引き出せなかったからといって、売り手側が100%悪い、というのはどうなのかな、と私は思う。

 

そして、それは「会社」と「社員」の関係も同じ。

 

会社にも要求事項がある。社員にも要求事項がある。

お互いの要求事項を満たし合うから、契約が成立する。

しかし、どちらかの要求事項が急激に変化したりすると、これまたトラブルの原因になる。

「給料がこうなるハズだった」「働く日数・休む日数はこうなるハズだった」「こういう仕事を任されるハズだった」「地元で働くハズが遠くに飛ばされた」などなど。

ウソをついている可能性も、勿論ある。そんなつもりが無かったとしても、お互いの要求事項が曖昧なままにされていたがため、急激に契約が不成立になることもある。

 

私個人としては、もうそういうのはヤメにしたい。

 

そして、大切だと思うのは、トラブルの原因は「双方にある」と思えるかどうか、だ。

 

お互いがWin-Winの関係を目指し、お互いが歩み寄るということ。

これが何よりも大切なのだと思う。

トラブルが発生して、憤慨するのは「歩み寄っている人間」とは限らない。

「歩みよる努力を怠った人間」「歩み寄る努力をした人間」に憤慨することもある。

それは理不尽極まりない。そうやって、せっかく努力した人間の精神が壊れていく。

本来、契約に「年齢」は関係ないものだけれど、、、

それでも、「歩み寄る努力をした若者」「歩み寄る努力を怠った年配者」にガミガミギャーギャー言われている光景は、情けなさ過ぎて、見ていられない。

 

だが実際、そういう人達を何人も見てきた。そんな世界はもうコリゴリだ。

 

契約って、なんだろう?

Win-Winの関係って、なんだろう?

そのことを、今一度よく考えてもらいたいし、私自身もよく考えたい。